西日本豪雨

意表を突かれた今回の豪雨。
豪雨の前にニュースでやたら命を守る行動を取ってください、、とちょっと大げさな表現をしていて違和感を感じた。
報道局にはあらかじめ気象庁からかなりヤバいレベルの雨が降ることが予測されていて報道要請があったのだろう。

結局、家が流される程の豪雨が降って120人以上の人が亡くなった。損壊した家やら被害を総計したらおそらく戦争で受けた位レベルだと思う。

問題は注意勧告のあり方にあると思う。いつも思うが、この警報とか勧告とか何をどうすればいいのかよく分からない。
今回の豪雨が自分の街で夜発生したら、、、お父さん目線で考えてみる。
ニュースで豪雨が来ることを知ったとしよう。川沿いに住んでるとしてもまずは自宅に帰る。家族全員がそろえばやれやれと思う。そしていつものように夕飯、風呂。テレビをつけて適当な番組を見ていつもの時間を過ごす。
この時点では警戒感はない。雨の振り方が異常なのでお父さんかお母さんはチラチラ外を見るだろう。
テレビにやたら警報の字幕が入るのでテレビを見ることに集中できなくなる。ビデオとかネット番組を見ていたらここでアウト。
その内地域の防災が動き出す。サイレンなり防災放送で避難場所、、大抵は学校の体育館とか指示が入る。これはイヤでも耳に入るのでヤバい事になってるくらいは伝わる。
でもこのレベルは避難してください的で命令ではない。無駄にサイレンとか鳴らしてワーワー喚いてるだけでは恐怖心だけで何をどうすればいいのか判断できない。
雨がワンサカ降ってるのに一家全員連れて外に出てビショビショに濡れて学校まで行こうなんて風呂上がりにビール飲んでるお父さんが思うだろうか、、、
自宅にいるのが一番と思うだろう。おそらくこの時点で自宅にいるのが一番安全という判断をする。バカボンのパパ的にコレでいいのだ!と思うはずだ。

したがって、レベル4である逃げるタイミングはここで過ぎてしまう。
次に、レベル5の川が決壊して土砂が流れて家を押し流して倒壊したら、、、もう逃げ場はない。そして一家全滅となる。

よく分からん警報とか警告、、、これが全く意味がない、、もうレベル4で「避難命令」を設定しないとダメだと思う。
しかも、これに従わない罰則があるくらいの、、。そうすれば渋々でも全員非難する。
レベル5では自宅の外は濁流になっていて、年寄りや子供を連れて避難なんて出来ない。

日頃の地域の人々のつながりや、地域の消防団とかの動きが重要なポイントになるが都会ではコレが難しいところ。
「避難命令」を設定していれば120人を救う事ができたわけだが、、。

気象庁のホームページ
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/flood.html

以前紹介した地震関連情報サイトだがここで自分が住んでる場所の地盤がわかる。まずは住所を入力!
http://www.asahi.com/special/saigai_jiban/

昔、川だった所だったら最悪、、ウチは後背湿地というヤバい所。
4年前に台風で近くの川が氾濫した際こうなった。しょせん湿地なのだ。
http://d.hatena.ne.jp/district57/20141006