インド人の作ったカレー

近所のお寺でインドのお坊さんが作ったカレーを有難く頂戴した。
インド南部の家庭で食べられているごくごく一般的なカレーだとか。
鼻をくすぐるスパイスのいい香り、、、。
ジャガイモと豆類、そしてブロッコリーが入った野菜中心のカレー
、、、一口食べて、、、わたしゃ唸った。

、、、キョマズ、、、なのだ。

マズいという表現は正しくない、、、要するに旨みが全くないのだ。野菜とスパイスが合わさり塩で味つけているだけのシンプルなものだった。火が通り過ぎ、そしてスパイスが邪魔をして野菜本来の旨味が失われている。

以前パキスタン人の友人が作ったカレーを食べたがこれがかなり美味しかったのでこのイメージが頭に残っていた。やはり本場はちゃうなぁ〜という先入観があり、インド人の作るインドカレーがマズい訳ないと思っていたからだよ。

これが不思議でネットで調べて見たら、やはり同じことを言っていた。どうもインド南部の家庭料理的カレーはマズいらしい。「インド カレー まずい」で検索するとドバッと出てくる。

そういえば中国のラーメンもそうだった。中国の一般庶民が来る飯屋でラーメンを食べたらたいていはマズい。麺もスープもダメ、明らかに日本のラーメンの方が旨いのだ。だから中国人が日本でラーメン屋をやっても絶対に流行らない。中国四千年の歴史などと言うが四千年もあんなマズい拉麺を食っていたのかと思うと逆に感心する。

もちろん個人的主観論ではあるが、、、。
日本人にはなんでも旨くアレンジしてしまう特殊能力があるのは間違いない。