タイヤ破裂

13日のニュースで大宮駐屯地でタイヤが破裂して女性自衛官が死亡したというニュースを聞いた。
タイヤが破裂して人が死んでしまうというのも身近にありそうで怖いニュースでもある。
某筋から聞いた話だと女性自衛官の職務中の死亡=殉職ということになるが、これが日本の自衛隊始まって以来初ということになるとか。そして、問題のタイヤがどこ製かということが問題になっていてどうやらブリジストンの韓国工場製と聞いている。
こうなると日本製なのか海外製品なのか分からないが、今日本の工業製品が抱える問題がここにある。

日本ブランドでも中身はOEMで海外製品だったり、コスト削減を優先して他メーカーの部品を寄せ集めて組み立てた物だったりと消費者からすれば日本ブランドを買ったつもりでも、その製品に使っている海外メーカーの部品のクオリティーに依存する形になってしまう。

そんなことを日本のメーカーがプライドも無くし平気でやるから、今家電量販店に行くとジェネリック家電と称して聞いたことない中国や韓国メーカーの製品がワゴンに山盛り積まれて叩き売りしている。安いし品質が変わらないのなら別にこれでもいいんじゃないか、、という気になってしまう。

円高の煽りで仕方なかったのだろうがこの空洞化の仕組みで海外勢と差別化を図っても全く無意味。値段で負けて品質もたいしたことないじゃ日本ブランドと言っても勝てっこない。
中国からベトナムミャンマーだのと場所を移したって同じこと。

アベノミクスで円安に動いたがもし、1ドル80円だった為替相場がもし120円になれば、輸入品の価格は単純計算で1.5倍になる。こうなるとジェネリック家電と称する海外家電は全く売れなくなり、海外に工場を持つと為替で逆に高くつくから、またまた国内工場という話になってきて今までの空洞化の仕組みが意味を持たなくなる。さらには、円安で日本製品は海外でガンガン売れるようになる。

もう一度日本製品のあり方を考え直す時期だと思うなぁ。