意外な東電

今日仕事で東電某所へ行った。
よくテレビニュースで見るコントロールルームに入った。首都圏の送電状況が一目瞭然に分かる部屋だ。

今や東電の社員はリストラやら減給やらで大変だろうなぁ〜と当初思っていたが何か違う。

普通会社って社員が働いている現場をみると雰囲気でその会社の状況や姿勢がだいたいわかると思うが、私はピリピリした緊張感で一杯だと思っていたのだがこれがこれが全然違っていた。

なんかホンワカしているのだ。さすがにリストラによって若い人や女子社員は全くいなかったが、なんか仲良しおじさん組の集まりだった。結局はリストラと言っても個人の成績だけで機械的に決めるのではなく上の人が決めるものだから優秀なチームではなく仲良しチームが残ることになる。

しかも包括原価方式で利益は守られ、元々競争相手のいない企業だから営業努力とか競争という発想がない。その中で残った仲良しおじさんチームだからユル〜い雰囲気がどうしても拭えないのだ。あれじゃダメダメ公務員と変わらん。

我々が東電の社員だと思っている制服を着た電柱に登っている人や検針をしている人なんかは下請け業者であって東電の正社員ではない。

電力はやはり一社が独占するやり方ではなく自由化を目指した方がいい。インターネットだって最初はいろいろなネット業者がいたが淘汰され今の形になり、品質も上がり値段も安くなった。

やっぱ現場を見ないとニュースとかだけで伝わってくる情報だけでは違うものになってしまうな。

いやいや意外だった、、、。

そう考えると菅さんが東電に怒鳴り込んだ、、、というのも否定的になれないのだよ。