やぐら

鎌倉特有の「やぐら」、、、。
鎌倉時代から室町時代の中世に現在の神奈川県鎌倉市に流行した上流階級の横穴式の墳墓および供養堂を指す。
面白いことに、こういった「やぐら」は鎌倉にしかない。しかも鎌倉時代にしか作られなかった。元々が墓なので今でもたくさん残っている。鎌倉は平地が少ないので山肌を垂直に削り取り平地を作った地形が多い、、そのため山肌が露出しているのだが、そこにこのやぐらが掘られている。この頃平地に墓を作ってはいけないという決まりごともあり、必然的にこのやぐらが増えたという経緯もある。

写真1は竹林の庭で有名な報国寺にあるやぐら、、、足利一族の墓がある。どのやぐらもこんな感じ。
写真2がスゴイ。ウチのすぐ近所にある古いお屋敷、、今も普通に生活している個人の御宅。犬の散歩中に見つけた。
入り口の門の奥の木の後ろにやぐらが見える。
きっとこの家の祖先の墓があったのであろうが、今は物置と化していて、ビールケースが積み上げられてあった。