ゴミ屋敷vs鑑識

近所でアパート火災があった。
一室丸焼けとなったのだが、原因がわからない。しかも住民は男性1人でどうやらゴミ屋敷だったというから部屋の中は何だかわからないものでゴチャゴチャしていてさらに複雑化している。
こうなると消防の鑑識が動くのだが、火の元となったおおよその場所は燃え拡がる順序から特定できるので、その場所付近の家電を調べたらしい。なんとX線写真を撮るのだそうだ。丸焦げのテレビのX線写真を撮り、電源部のヒューズを調べたら、ヒューズの芯線が切れていないのが写真で一目瞭然に判断できたのでテレビは白ということになった。もちろんTVの製造メーカーや保険会社の人間も呼ばれている。
色々調べたがその時点で出火の原因は分からなかったらしい。
どうやら、足の踏み場もないくらいのゴミ屋敷でその当事者は寝る場所がなく、そもそも駐車場に停めた車の中で毎日寝ていたとか、、、。この時点で普通の火災事件とは様相が違う。
火事で部屋が燃えたのでこれからも寝る場所がなくなった、、というワケか。
しかし、論点はあくまで火災原因が何なのかなのだ、、。PL法に乗っとり、もし原因がテレビやその他家電にあれば、その製造メーカーやその保険会社が全責任を負うことになる。タバコの不始末であれば当事者本人の責任になる、、、。火災保険の出どころが変わって来るので皆さん必死なのだ。

誰が責任を負うのか、、、コレが論点なのだ、、。
わかりませんでしたでは済まされないのでファイナルアンサーはその内出るのであろうが、、、こんなしょうもない火災事件でも後始末に数千万を誰かが払わなくはていけない、、、。

やっぱ火事って恐いね。