最近観た映画

アデライン 100年目の恋

この映画は究極のアンチエイジングの話。主人公アデラインは美人でスタイルも抜群。21歳で結婚し娘がいたのだがご主人は事故死。その後、アデラインが29歳の時に雷に打たれ何と71年間歳をとらずそのまんまの容姿になった。100歳なのに29歳で老化がストップしているワケだから、当然娘の方が見た目おばあちゃんになっている。政府に取っ捕まってあれこれ調べられるのを恐れ10年ごとに名前と住所を変え、また恋愛もせずに暮らしていく事を決めた。時間はたっぷりあるのでなんか国語も喋れるし、知識は当然豊富、知らない事がない。自分を知る人は亡くなっていくのである意味何とかなるわけだ。

アンチエイジングは私も興味があり結構勉強した。最終的に行き着いたのはテロメアだったが、この映画の骨子はまさしくテロメアだったので、一部の人がテロメアアンチエイジングを行うデメリットを上手く露呈していて面白かった。
実はこの映画に近いテロメアアンチエイジングはもう完成に近く人体実験段階まで行っていると聞いている。確かアメリカの開発チームの女性博士がテロメアを劣化させない薬を開発したのだが人体実験許可前に自分に投与して飲んじゃったというニュースを聞いた。遺伝子に作用する薬なので今の所老化は止まっているらしいが、その後の情報が入ってこないので分からない。
今後ニュースにこの話題が出てこなかったら、ロックフェラーかロスチャイルド的な世界を牛耳っている億万長者が買い取った事になる。不老の薬を、誰に、そしていくらで売るのだろう、、この映画の問題点から、限られた人にしか売らないだろう。一般人にまで行き渡ったらかなりヤバい、、人が死ななくなる、、、コレはファンタジーを通り消えてオカルトだ。世代交代がなく人が増え続けるのだから、ややこしくなるのは目に見えている。宇宙船に100年間乗ったって死なないのだからどこにでもいける。その間に地球で戦争をして増えすぎた人口を半分にするとか何でもありだ。

ここで、TIMEというSF映画を思い出したのでついでに紹介。アンチエイジングを克服した近未来だが、金持ちと一般人をゲートで境界線を敷き、中世の貴族と奴隷のような関係になっていた。もちろん金持ちはアンチエイジングで若々しいまま年齢が200歳くらい生きている。この世界では余命をお金で買うシステム。金さえあれば何年でも生きていける。また金に困ったら余命を売ることもできる。倫理的には破綻しまくりの内容だったが考え方をしては面白かった。

この2本を観るとアンチエイジングの考え方がちょっと変わると思う、、、。

アデライン
http://luckynow.pics/the-age-of-adaline/

TIME
http://netflix-fan.jp/in-time/