元ナチ協力者のニュース

このニュースには驚いた。
何と映画の内容と完全にシンクロしちゃうからだ。

https://www.iza.ne.jp/kiji/world/news/180822/wor18082200040002-n1.html

映画のタイトルは「手紙は覚えている」-2016年10月公開-
老人ホームで余生を送っていた元アウシュビッツ受刑者のユダヤ人の老人が、米国に出生を偽って住む元ナチの老人を探し出して殺しにいくというサスペンス物なのだが、この映画は認知症の90歳くらいのお爺ちゃんが主役で電車に乗るのも一苦労で、やることを一つ一つ紙に書いて、分からなくなったらまた読み返して、目的を果たしていくとてもスリリングな内容だった。結末が衝撃的なのでネタバレするとこの映画の面白みがなくなるので言わないがオススメの一本。

映画の中で言っていたが、元ナチについてはドイツには時効はないらしい。ただし審議に時間がかかり審議中に高齢なため当人は死んでしまい、またアメリカで裁く法律はないので犯罪者をドイツに引き渡してドイツで刑に処される事になる。今更見つけても引き渡しまでに死なれたら、、罪の意識も償うこともなくうまく人生逃げ切った事になる
、、それだけは絶対許せない、、、というのが死にかけのユダヤ人の老人が同年齢の元ナチの老人を殺しに行く理由だった。
何故なら、その元ナチの看守に自分の家族をガス室に送り込まれて殺されたのであるから、、、。

まさしくこのニュースの95歳の老人は元ナチ協力者で看守であり、その事実を偽って戦後アメリカに移って悠々自適に95歳まで生きてきたわけ。まだ存命であるため今回ドイツに送還される事になったわけだ、、、。

映画を観てないと、もう昔の事だし95歳の老人を今更裁かなくてもいいじゃない、許すことはできないのか、、、と感じるだろうが、この映画を観るとそうではない気持ちになる。