フードインク

フードインクというドキュメンタリー映画を見た
アメリカの食品加工流通システムの話。
マクドナルドのようなファーストフード企業がすべてを支配していて流通を辿っていくとトウモロコシにつながるという摩訶不思議な話。

このシステムが日本に波及すれば日本の農家は全滅するのは目に見えている。
この1時間半の映画を見るまでは私はTPP賛成派だったがいとも簡単に反対派になってしまった。

ぜひとも、日本はオーガニック先進国の道を歩んでもらいたい。

それから、肉牛の飼育のために飼料にコーンを入れている、、、というと別にごく当たり前な感覚があるが、考えてみれば牛って牧草を食べる草食動物。コーンなんて食べない。
その牛にコーンを食べさせることによって胃の中の大腸菌が突然変異を起こしてO-157が生まれたそうな、、、。なんと人間が作り出したんだね。

まるでハリウッド映画のパニックムービーの世界だが、実際に日本でもO-157なんて誰でも知ってし実際に死亡した人もいるわけだからシャレにならない。強毒性のO-157がなかったら単純にお腹壊すだけで死ぬことはなかったと思う。

私が子供の頃、食品の衛生管理なんてもっと甘かったと思うが、その頃はO-157なんてなかったし、よほどでないと食当たりとかなかったのでとても不思議に思っていた。

アメリカの大嫌いな一面をアメリカ人が作った映画。ぜひ見るべし!
日本の放送局もくだらねぇ映画流してないでゴールデンタイムにこの映画ぶつけたら国民の考え方がガラッと変わると思うんだけどね、、、。