最近気になるシェールガスとメタハイ

去年からとても気になるキーワードがある。

アメリカのシェールガスと日本のメタハイ(メタンハイドレート)だ。

シェールガスについてはもう毎日のようにニュースに出てくるが、アメリカでシェールガスの採掘技術が確立して今急速に世界一の産油国になりつつある。すでに日本の東電が買い付けを決めている。
今まで石油=中東だったことによりアメリカはなにかと中東にこだわり戦争までしていたが、自国が産油国になるとなると中東のようなややこしい地域はもはやどうでもよくなってきた。シェールでさらに強いアメリカに君臨できる。エネルギーが安く自前で調達できるとなると中国に工場なんか持たなくてもアメリカ国内で工場を作って十分対抗できる。失業率なんかあっという間に好転するだろう。

メタハイは日本列島周辺の深海に豊富にあるメタンガスの結晶の塊だ。この塊は海底からスカイツリーのような塔になっておりニョキニョキと海中にそびえ立っているとか。この採掘方法が確立すれば日本もエネルギー産出国になれる。
実は総務大臣が先日この視察に行っており今日メタハイの初会合をやると言っていた。もちろん安倍総理も知っている。

また、このタイミングでロシアが北方領土返還を出して天然ガスの日本への売り込み話を持って来た。4島返還ならなんでもオッケーという空気になるが、アメリカのシェールとロシアの天然ガスが入ってくると値段が安く安定供給されメタハイの開発コストが合わなくなる恐れがあり頓挫するんじゃないかと気になるところ。

ジワジワと色んな所で色んな思惑が動いていて目が離せない。

中国や韓国もゴチャゴチャしてくるのでとにかくスピーディーに日本の国力を急浮上させたいところ。

最近にわかにニュース等に取りあげられるようになったが、事の重大性を考えるとまだまだ話題としては露出度は低い。つまらないバラエティ番組よりこっちの特集番組組めばいいのに、、、と思うが。